働き方改革の影響で副業という言葉が徐々に浸透し始め、今では副業をされている方もドンドン増えています。

副業と言えば、本業で始めるにはまだまだだけど小さく始める場合には最適ですし、初期投資もそこまでの多額のお金が必要ない場合もあります。

ただ、中には開始するためにある程度まとまったお金が必要だったり、軌道に乗ってきたのでもう少し手元資金を増やしておきたい方もいるかもしれません。

日本政策金融公庫や銀行などの金融機関から融資を受けることができれば、事業が開始できる、事業を大きくできる。
でも、副業で融資を受けることができるのか?

この記事では、副業でも日本政策金融公庫から融資を受けることができるか、について解説します。

副業で融資を受けることは可能

最初に結論から申しますと、副業で融資を受けることは可能です。
副業であっても、創業などと同じように融資を受けることは可能なのです。

とはいえ、副業で融資を受けることができる=誰でも可能、と言うわけではありません。

日本政策金融公庫をはじめ、金融機関から融資を受けるためには審査を通過しないと融資を受けることはできません。

では、副業で融資を受けるためにはどんなことに注意しないといけないのでしょうか?

副業で日本政策金融公庫から融資を受けるための注意点

ここでは、副業を始めるにあたって、創業時に日本政策金融公庫から融資を受けるための注意点についてお伝えします。既に副業を始めている方で融資を受けたい方は後ほどお伝えします。

日本政策金融公庫から副業で融資を受けるためには、本業で受けるものと同じ融資の審査が行われます。
本業であっても副業であっても、審査の内容は変わりません。

審査は事業経験、自己資金、個人信用情報の3点が主な審査ポイントとなっています。

副業の場合は、副業をしてもよいか、という点も追加で確認されます。

それでは、注意すべき点を順番に見ていきましょう。

事業経験

副業で融資を申込する際に一番引っかかりやすいものは事業経験です。

今回の副業に関する経験を持っているかどうか?という点が確認されます。

今副業では物販や、フランチャイズビジネスなどをはじめ種類は様々です。

基本的に副業を開始するにあたっては経験を問われないことが殆どでしょう。
経験が無くても稼げます
経験が無い私でも月に〇万円稼げた
みたいなうたい文句はいたるところで目にします。
それなら始めてみようかなと興味を持っている方もいるかもしれません。

副業自体が始めやすいことは良いのですが、融資を受けるとなるとまた別の問題となります。

例えば物販であれば、物販に関する事業の経験を持っているかどうか?ということが問われます。

正直な話、事業がうまくいくかどうかというのは誰にもわかりません。
自分も当然ですし、日本政策金融公庫であってもわかりません。

ですので、この人であればこの事業がうまくいくだろう。
と思われるための事業経験が必要となります。

今までに事業の経験が無い方は副業を始める段階で融資を受けるのは正直難しいです。

自己資金の範囲内などで小さく始めながら実績を作り、確定申告などで実績を証明できるようになった段階で融資を申し込みしましょう。

自己資金

次は自己資金です。

特にフランチャイズビジネスなどの場合は加盟金や保証金などが初期費用としてかかる場合が多いです。
また、売上などが発生するとロイヤリティなども発生しますので、初めてすぐの頃には支出の方が上回り、資金繰りが厳しくなるケースをよく聞きます。

目安としては、借入できる金額は自己資金の3倍くらいまでですので、100万円準備すれば300万円ほどであれば借りることができます(あくまで目安です)。

また決まりはありませんが、加盟金や保証金などの初期費用分くらいの資金は準備しておいたほうが良いでしょう。

というのも、借りたお金で初期費用を準備して事業が始められるならば、事業を始めたい人は皆同じように借りて始ようと思うからです。

金融機関は公共的な部分もありますので、後々問題になりそうな事例というのは作りたがらないです。

まずは借入したい金額の3分の1程度の自己資金を準備しましょう。

個人信用情報

次は個人信用情報です。

日本政策金融公庫の融資の審査の中では必ずCICというところの個人信用情報が確認されています。

個人信用情報と言うのは、クレジットカードやカードローンなどの作成、支払の履歴が載っているものです。

会社員ですと安定収入があるのでクレジットカードの作成やカードローンなどは組みやすいですし、クレジットカードなどは今はキャッシュレスの時代なので殆どの方がもっているでしょう。

通常に使っていれば何の問題もないのですが、借入の残高がかなり残っていたり、支払に遅れがある場合などは中々審査を通過することはできないので、心当たりのある方は申込前に確認しておきましょう。
1件1000円ほどで確認ができます。

CIC(https://www.cic.co.jp/)

副業を本業へする考え

面談の時などに聞かれますが、副業は最終的には本業とすることが求められます。

というのも、本業にすることで雇用する必要性などが生まれたり、地域社会の発展に対して影響などが生まれ、社会がよりよくなるだろう、ということを考えて金融機関は融資しているからです。

確かに金融機関が儲かるため、という点もありますが、日本政策金融公庫などは国の出資する金融機関ですので、社会的な役割を特に意識しています。

動機などについても、この事業でどう社会的に影響を与えていくか、という点を意識すると良いです。

副業に対する社内の規則

今の会社で副業をしても問題無いのか、社内の規則に違反していないかの確認も行われます。

口頭での確認が殆どですが、場合によっては勤務先から副業しても問題ないことを証明する書面などを求められる可能性もあります。

公庫経由で会社に何か連絡がいくことは無いとは思いますが、会社に内緒で副業している場合は注意しましょう。

既に副業を開始している場合の注意点

もう既に副業を開始している方も多いかと思います。

その場合の審査の注意点についてみていきましょう。

確定申告をしていること

副業などをしていてもまだ収益が発生していなかったり、収益が少ないので確定申告をしていません、という方もいらっしゃるかもしれませんが、その場合は実績としては認めてくれません。

例えやっている内容を見せても実績が出ていることを証明することは難しいですので、融資を受けるつもりであれば確定申告は必須と言えます。

当然ながら確定申告をしていればOKということではなく、実績が出ていることも必須です。

この事業は自分でないと成り立たないのか?

副業に限らず、この世にはビジネスが星の数ほど存在します。その多数のビジネスの中であなたのビジネスは生き抜いていく必要があります。

生き抜いていかないと、お金を稼いで借りたお金を返すことができないからです。

副業では、今あるプラットフォームを利用してビジネスをしているものも少なくありません。
例えば、販売はAmazonで販売します、などですね。

でも、これですと誰でもAmazonと提携すればできてしまうと思われてしまいます。

仕入でも販売でもどこでもいいですが、自分の今までの経験を活用して、こういった部分は他社には負けません、真似できません、という部分を作る必要があります。

まったくのオリジナル、ということは難しいとは思いますが、少なくとも相手が納得できるだけの材料は揃えておきたいところです。

まとめ

この記事では副業でも日本政策金融公庫から融資を受けることができることをお伝えしました。

基本的には本業の方と同じ審査を受け、更に副業でも問題無いかなどの追加の質問などもあるので、本業で融資を受ける場合よりも少しハードルが高いかもしれません。

しかし、副業でも融資を受けることは可能ですし、しっかり準備をすれば突破できますので、諦めないでチャレンジしてみてください。

ビジネス・カタリストでは融資や創業、事業に関する相談をいつでも受付しておりますので、疑問のある方、不安のある方はお気軽にご相談ください。