創業するにあたり自己資金だけでは足りない場合に、創業融資を受けることで事業に必要なお金を準備することができるため、多くの創業者は創業融資を受けています。

しかし、融資を受けたいけど、結果がわかるまでにどれくらいの時間がかかるんだろう?

と疑問に思いますよね。

この記事では、日本政策金融公庫から創業融資を受けたいと考えている方に向けて、創業融資に必要な審査期間や流れについてお伝えします。

この記事を読んでいただくことで、創業融資を受けるためにはどれくらいの期間が必要かがわかりますので、まだ結果が出ない!と慌てる必要が無くなります。

日本政策金融公庫の審査期間はどれくらいか?

結論から先にお伝えしますが、日本政策金融公庫から創業融資を受ける場合の審査期間は、申込をしてから約1ヶ月です。
場合によってはもう少し長くなる可能性もありますが、ほとんどの場合は申込をしてから約1ヶ月で着金までたどり着きます。

街中や広告などでは「即日融資」なんて言葉を目にすることもあると思うので、1ヶ月と聞くと少し長い。と考えてしまうのかもしれませんが、決してゆとりのある審査期間ではありません。

日本政策金融公庫の審査の流れ

それではどのように審査をされているのか、申込の流れについてみていきましょう。

  • 申込に必要な書類を準備する(創業計画書、履歴事項全部証明書など)
  • 申込をする(インターネットor郵送or窓口提出)
  • 申込された書類を確認して担当者が決まる
  • 担当者とスケジュール調整をして面談日を決める
  • 日本政策金融公庫の店舗にて面談
  • 面談後、書類と一緒に審査
  • 審査結果が出る
  • 可決であれば契約書類が送られてきて返送する
  • 2~3営業日後に着金

このような流れになります。

申し込む側としては約1ヶ月ではあるのですが、日本政策金融公庫の担当者側からすると担当になってから約2~3週間ほどで審査を行っていることになります。

これを何十件と同時におこなっているわけですので、決して楽なスケジュールではなさそうですね。

申込書類を準備するのにも時間がかかる

申込をしてから約1ヶ月、というお話をしましたが、申込をするためには申込する側で準備をする書類もいくつかあります。

  • 創業計画書
  • 事業収支表
  • 履歴事項全部証明書(法人の場合)
  • 見積書
  • 免許証

などです。創業融資でない場合は決算書や確定申告書、試算表なども必要になってきます。

このうち、自分で作成する必要のある創業計画書や事業収支表は慣れていないと作成するのが大変かもしれません。

創業計画書については、今までの経歴や今回創業する事業の説明書のようなものですが、ただ書けば審査に通るという訳ではなく、今回の事業に必要な経験や知識を備えている、今回の事業は他社には負けない強みがあり戦っていける、ということを説明しないといけません。

事業収支表については、どのように売上が上がっていき、利益が確保でき、返済できるのか、ということを示さないといけません。もちろん計算が合うことは当然ですし、その数字が本当に達成できる数字なのか、なぜ達成できるのかといったことも一緒に説明して、納得してもらわないといけません。

ですので、あまり作り慣れない方ですとまずはこの書類の作成で結構な時間がかかってしまうかもしれません。

ビジネス・カタリストでは、お客様のお話を伺って弊社の方で書類の作成を行っておりますので、書類作成でお悩みの方、不安のある方は一度ご相談ください。

創業融資以外の場合は?

創業融資以外の場合であっても、日本政策金融公庫から融資を受けるのであれば審査期間は同じで申込から約1ヶ月です。

しかし、今現在日本政策金融公庫から融資を受けていて取引のある場合はもう少し短くなります。それは、既にお取引があるということで借りている方の審査は終わっており、今借りているものを審査した当時と状況や数字がどう変わっているのか、今回の融資の使い道がどういったものなのか、といった点を主に確認すれば良いからです。

とはいえ、時期や混み状況等で異なってきますので、同じように申込から1ヶ月程度はかかると考えて早めに準備してくべきでしょう。

日本政策金融公庫以外で創業融資を受ける場合の審査期間は?

創業融資は日本政策金融公庫からも受けることができます。
ここでは創業融資を受けるもう一つの方法である信用保証協会の保証を付けた融資の場合を考えてみたいと思います。

信用保証協会の保証が付いた融資審査の流れ

それではどのように審査をされているのか、申込の流れについてみていきましょう。
基本的にはほとんど一緒ですが、信用保証協会は直接申し込まず基本的には民間の銀行や信用金庫経由での申込となります。

  • 申込に必要な書類を準備する(創業計画書、履歴事項全部証明書など)
  • 銀行や信用金庫の窓口に相談をする
  • 銀行や信用金庫内の支店内の審査をされる
  • 申込が可能であれば銀行や信用金庫に申込する
  • 金融機関経由で信用保証協会へ申込書類が送られる
  • 信用保証協会で書類確認後保証協会内で担当者が決まる
  • 担当者とスケジュール調整をして面談日を決める
  • 面談(事業場所で行われるケースの方が多いです)
  • 面談後、保証協会の審査結果が出る
  • 保証協会の審査結果が出ると金融機関に結果が送られる
  • 金融機関内にて保証協会の審査結果の確認と最終審査がある
  • 審査結果が出る
  • 可決であれば契約書類を記入するための面談日調整
  • 契約書類確認後、金融機関内で手続きして融資金着金

このような流れになります。

日本政策金融公庫では申込後1ヶ月程度でしたが、信用保証協会の保証付融資の場合ですと信用保証協会と金融機関側の両方で審査がありますので、1ヶ月以上かかる場合の方が多く、案内する場合も約1ヶ月半とお伝えする場合が多いです。

民間の金融機関と比べると日本政策金融公庫の審査期間の1ヶ月というのは早く感じますよね。

審査期間を短くする方法はあるのか?

創業融資を受けるためには約1ヶ月はかかるわけですが、この審査期間を短くする方法はあるでしょうか?

結論から言いますとやはり1ヶ月はかかってしまいます。ただ、1ヶ月という数字は順調にいったらという話ですので、場合によっては1ヶ月以上の期間がかかる場合もあります。

ですので、できる限り審査期間を1ヶ月で抑える方法についてお伝えします。

書類をわかりやすく作成する

最も重要なことは書類をわかりやすく作成することです。

創業融資はこれから始める事業であるため、今までにない事業であったり、新しいサービスを利用した事業になる場合もあります。

金融機関、特に日本政策金融公庫では多くの融資を扱っているため、様々な事業についての知見があります。とはいえ、やはり初めてのことを理解するにはそれなりの時間もかかるでしょうし、担当者によっては知識などもほとんど無いというケースもあります。

ですので、自分の事業についての説明や、出した数字の根拠などを誰が見てもわかるように書いておくことをオススメします。
担当者も上席に対して説明して上席のOKをもらう必要があるので、面談の時に説明すればいいや、ではなく、面談後に見てもわかるように書いておきましょう。

場合によっては事業について理解してもらえずに、この事業だとうまくいかないだろう、という判断に繋がってしまう可能性もあります。

ですので、書類作成後は他の人に見てもらい、わからない部分など無いかなどを確認して頂いた方がよいです。

書類の枚数をなるべく減らす

書類をわかりやすく、というと説明資料で何枚も準備した方がよいと考えた方もいるかもしれません。

しかし、書類が多すぎると見て確認しなければいけないことが増えてしまうため、逆に時間がかかってしまう可能性があります。

ですので、わかりやすくは作成するものの、枚数は最小限の枚数で準備した方がよいです。理解して頂けそうであれば創業計画書と収支表のみで十分です。

指摘されそうなポイントを減らす

完ぺきな状態で申込をしなさい、というわけではありませんが、やはり審査がある以上は誰がみてもこの人なら大丈夫、というほうが審査にかかる時間は短くなる傾向にあります。

指摘されそうなポイントは例えば自己資金がかなり少ない場合などになりますが、指摘されそうなポイントが少なければ少ないほどその点についての補足などを考える必要が無くなりますので、審査期間は短くなりますし、審査の通りも良いです。

完ぺきを目指して時間がかかってしまうのは良くないとは思いますが、なるべく穴を埋めて申込をしたいですね。

まとめ

日本政策金融公庫から創業融資を受けるためには、申込をしてから約1ヶ月かかることをお伝えしました。

他の金融機関から融資を受ける場合は約1ヶ月半ほどかかりそうですので、日本政策金融公庫から融資を受ける方がかかる時間は短く済みそうです。

また、なるべく早く申込をするため、審査期間を短く抑えるためには、申込する側で作成する書類が肝になります。

必要なことをわかりやすくまとめた創業計画書、そしてしっかりと返済が可能だということがわかる事業収支表が必要になります。
そこまで揃えれば後は面談でしっかりと説明できれば、審査は通過できるでしょう。

ビジネス・カタリストでは、書類の作成や作成支援、また融資の面談についてなどをサポートさせて頂いております。
創業融資は受けたいけれど書類の作成方法がよくわからない、そもそも創業融資ってどんなものなのか聞いてみたい、どんなことでも構いませんので一度ご相談ください。

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どうぞお気軽にご相談ください。