「起業して新たな仕事をスタートさせたい」といったように、自身が作り上げた会社で仕事を手に付けたい人も多いことでしょう。しかし事業を興すには多くのお金が必要になってくるものです。その必要資金はいったいどのくらいなのでしょうか?

ここでは、起業する際に必要な資金と、資金集めとして役立つ融資について詳しく説明していきます。

起業する場合にはいくらの資金が必要?

会社は興したいと考えているのであれば、なるべく多くの資金は手元に残しておくべきです。それもそのはず経営中に資金がなくなってしまい、様々な仕事が行えなくなってしまえばそこで終了。すなわち倒産する道を歩むことになってしまうからです。

起業する人を対象にお金の貸し付けを行う日本政策金融公庫では、「2019年度新規開業実態調査」という調査を行い、その結果も発表しています。この調査により、2019年度では開業費用の平均値が1,055万円であったことが分かっています。自身が持っている貯金以上に多くの資金が必要であることに驚いている人も多いことでしょう。

しかしあくまでもこの金額は平均値でしかありません。開業にいくら必要なのか、という明確な基準はなく、家に仕事で使う道具が揃っていれば0円でも開業できてしまうでしょう。

ただ、やはり開業直後というのは人にあまり知られていないことからなかなか売り上げに繋がらないこともしばしばです。このことを想定して、いくらスキルやノウハウを持ち仕事道具も揃った個人の独立であっても300万円程度の資金は準備しておいた方がいいと言えます。

足りないお金を集める融資って?それぞれのメリットとデメリットもご紹介

開業するにあたって多くの人が、自身が持つ資金の少なさに起業を諦めてしまう人が多いことでしょう。しかしながら諦める必要はありません。世の中にはローンというものがあり、家の購入や車の購入などで足りない資金を調達することができます。

開業であっても同じようにして調達することができ、こちらに関しては融資と呼ばれています。融資は様々な機関から借り入れを行うことが可能です。

日本政策金融公庫

先ほども少し話に出てきた日本政策金融公庫は、事業主に貸すお金全てが政府からのものとなっています。こちらは個人事業主をはじめ中小企業を対象に様々な融資制度を設けており、金利と呼ばれる貸借した金銭に対してプラスして払わなければならない金額が少ない特徴を持ちます。

他にも特徴として長期にわたって資金を借りるため、1回あたりの返済額が少ないことも挙げられます。ただし、こうしたメリットがあることから融資を受けるための審査が厳しいのが特徴です。多くの資料を用意して返済能力があることを説明する他、融資を受けるまでに多くの時間を要します。

銀行

一般の人が利用できるローンのように、融資も銀行から受けることができます。家や車のローンで銀行を活用している人は融資について気軽に相談しやすいことでしょう。銀行の融資制度は銀行の融資窓口からも気軽に相談を受け付けているので、気になったらぜひ利用してみてください。

ただし、こちらも日本政策金融公庫同様に、融資審査が比較的厳しめです。様々な資料を用意するといった準備が必要になるので、銀行ごとに必要となる書類を確かめておくとスムーズに事が進むでしょう。

信用金庫

1度は耳にしたことがある信用金庫ですが、こちらは通常の銀行とは異なります。特徴としては金利が高く、金利とした利用者から預かったお金は地域の繁栄に活かされています。信用金庫から融資を受けることで街の発展に貢献しているとして会社の評判も上がることが出期待できるでしょう。

そして信用金庫は上記2つの機関よりも融資が受けやすい魅力も持ちます。誰でも簡単に受けられるというわけではありませんが、借入先候補の中でお有力な存在となるでしょう。

ただし、金利がかなり高いというデメリットがあるのです。これに関しては地域に活かしているため仕方ないものではあります。

地方自治体の融資制度を活用

各地方自治体では融資制度を設けている場所もあります。お住いの地域によっては融資制度がない場合もあるため、事前によく確認しておくことが大事になります。

「住んでいる都道府県・市区町村名 融資」という形で検索をかけてみると出てくることでしょう。この融資制度は地域の違いのみならず、業種や用途ごとに様々なものが提供されていることも特徴のひとつです。

さらには融資と異なり、返済の必要がない補助金や助成金も出している所があるので、忘れずに注目しておくべきです。補助金や助成金は資金繰りが楽になるというメリットがあるものの、用意されている補助金や助成金の目的に自身の業態がマッチしていないといけないので、その点も良く確認しておくことをおすすめします。

起業に必要な資金と融資についてまとめ

ご紹介してきたように、日々新規参入が見られる日本であっても起業には多くのお金が必要で、融資を通して企業の安定は図っていかなかなくてはなりません。

融資は様々な借入先があり、どれを選んでいいか迷ってしまうことでしょう。融資選びに悩んだら、ぜひビジネスカタリストをご活用ください。ビジネスへの新規参入で融資を受けたいと考える人の多くをサポートしてきたので、融資の問題のみならず、様々な不安解消に役立つアドバイスを得られます。