融資を受ける場合、できるだけ金利の低い金融機関や制度を選ぶことが大切です。創業融資となると大きな金額で借りることになるので、わずか数%の差でも利息の負担は大きくなります。

しかし、創業融資の金利がどれくらいなのかピンと来ない方もいるでしょう。今回は創業時に受けられる融資の金利や、低金利で受けられる金融機関についてご紹介します。創業のために資金調達をしたい方は参考にしてみてください。

低金利で創業融資を受けるなら日本政策金融公庫

創業融資は都市銀行や地方銀行、信用金庫、カードローン会社、消費者金融などで行われています。また、政府運営の日本政策金融公庫や地方自治体・信用保証協会・民間金融機関が連携して実施している融資制度も創業時に利用可能です。

少しでも金利を抑えて創業融資を受けたいのであれば、おすすめは日本政策金融公庫か融資制度です。都市銀行や民間企業が実施するビジネスローン・カードローンでは、年3~10%程の金利を設定しているところが多いです。一方、日本政策金融公庫は2%程、融資制度は自治体によりますが1~3%が平均となっているので、銀行や民間企業と比べて低金利であることが分かるでしょう。

日本政策金融公庫と融資制度で比べるとなると、借入額は日本政策金融公庫の方が大きくなります。また、融資実行までの期間も日本政策金融公庫の方が早い傾向にあり、無担保・無保証で融資が受けられる点もメリットです。そのため、創業を目的に融資を受けたいのであれば、日本政策金融公庫がおすすめです。

創業融資の金利目安

創業時に利用できる主な融資制度は、日本政策金融公庫の「新創業融資制度」と「中小企業経営力強化資金」、信用保証協会による「信用保証協会付き融資」があります。それぞれ設定されている金利が異なるので見ていきましょう。

新創業融資制度

これから新しく事業を始める人、または事業を始めて間もない人が利用できる融資制度です。令和3年1月時点の基準金利は年2.41~2.80%となっています。基本的には2.41%となりますが、返済期間が長くなると利率もアップします。

また、日本政策金融公庫では申し込んだ人の性別や年齢、起業業種によって適用される金利が変わってきます。例えば、35歳未満の女性が起業するのであれば、女性、若者/シニア起業家支援資金の要件を満たします。そして、新創業融資制度の要件に該当すれば特別金利が適用されるのです。

利用制度と該当する要件で利率が変わってくるので、融資の概要ページをよくチェックしておきましょう。

中小企業経営力強化資金

市場の創出や開拓を狙い、認定支援機関のサポートを受ける場合に利用できる融資制度です。最大2000万円までは無担保・無保証で融資を受けられます。担保不要の融資であれば、令和3年1月時点の基準金利は年2.06~2.45%です。

また、「中小企業の会計に関する基本要領」か「中小企業の会計に関する方針」という会計ルールを適用しているまたは適用予定であること、「当面6ヶ月程度の資金繰り予定表」と「部門別収支状況表」を含む事業計画書を策定しているという条件に当てはまれば、特利Aが適用されます。その場合の金利は1.66~2.05%です。

信用保証協会付き融資

信用保証協会付き融資とは、信用保証協会の保証がついた融資のことです。金融機関や信用保証協会から申し込むことが可能です。借主の返済が滞った場合、信用保証協会が滞納分を建て替えてくれる仕組みとなっています。

信用保証協会付き金利の場合、固定金利か変動金利を選択できます。固定金利の場合3年以内であれば、1.5%以内となります。それ以上となると5年以内なら1.6%以内、7年以内では1.8%以内、10年以内なら2.0%以内となります。

変動金利では、半年に1回のペースで金利が見直されます。金融機関にとって金利は変わるので注意しましょう。さらに、信用法相協会付き金利では金利とは別に保証料1%の支払いも必要です。

このように各創業融資は低金利の制度となっているので、軽い負担で融資が受けられます。ただし、信用保証協会付き融資や融資制度では、代表者が保証人になる必要があります。もし会社が倒産すれば、保証人が返済しなければなりません。

一方、日本政策金融公庫は基本的に無保証で創業融資が受けられるので、安心感は大きいと言えます。

日本政策金融公庫の創業融資を受けたい時はお気軽にご相談ください

創業には大金が必要なので、金融機関からの融資は必要不可欠でしょう。お金を借りる時は必ず利息の返済が必要なので、金利にもしっかり目を向けていきましょう。低金利かつ無担保・無保証で利用したい時は日本政策金融公庫の利用を検討してみてください。

ただし、初めての創業融資で戸惑うことも多いでしょう。融資申込で有利になる事業計画書や返済計画など考えることは盛りだくさんです。ビジネス・カタリストは創業融資を受けたくて悩む方のサポートを行っているので、融資に関する不安や疑問があればお気軽にご相談ください。